新型コロナウイルスの国内での感染者数は21日に計1000人を超えた。3月に入って愛知や大阪、兵庫を中心に感染者の集団(クラスター)が発生、新規感染確認は最大1日60人に達した。都市部で経路不明の感染者が増えており、爆発的な感染拡大(オーバーシュート)防止に向けた「瀬戸際」状態は続いている。
「クラスターの感染源が分からない感染者が増加していくと、いつか、どこかで爆発的感染拡大が生じる」。19日夜の政府の専門家会議の終了後、記者会見した尾身茂副座長は国内の対策が正念場を迎えていると強調した。
感染者数は1月中旬の国内初確認から500人に増えるまで2カ月弱を要した。だがその後は1日あたりの感染確認が30~60人と急増し、500人から約1000人までは10日余りだった。
急増の背景には大阪市内のライブハウスのほか、愛知県や兵庫県内の介護施設でクラスターが相次いで発生したことがある。濃厚接触者を追跡調査し、無症状の人を含め感染確認が増えた。
特に愛知県の死者は20日までに16人と全国の死者数の約半数を占める。高齢者で感染が広がると、死者が増えるリスクが顕著になっている。
一方、20日までに感染者が出た39都道府県のうち宮城、山口、徳島、沖縄の4県は直近2週間で県内での新規感染が確認されていない。感染者が出ても拡大を防げる可能性がある。
専門家会議が警戒するのは都市部だ。専門家会議の分析では感染者のうち感染経路不明の割合をみると、東京都と大阪府は2月下旬から3月中旬まで増え続け、5~10%前後を占めるからだ。
人口が多い都市部で感染源不明の感染者が増えるとクラスターの連鎖が生まれる恐れがある。欧米ではすでに感染者が急増し、オーバーシュートとなった国が相次いだ。
専門家会議は「日本でも感染源が分からない患者が継続的に増加し、こうした地域が全国に拡大すれば、どこかの地域を発端として、爆発的な感染拡大を伴う大規模流行につながりかねない」と警戒を強めている。
専門家会議は(1)感染拡大傾向のある地域(2)一定程度に収まっている地域(3)感染が確認されていない地域――に分類し、大規模イベントなどの開催の是非を地域ごとに判断するよう求めている。
2020-03-21 09:50:27Z
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